１０月２１日（日）鑑真学院日本分校の野外講座開催 　山椒の効果

こんばんは
漢方の野崎薬局　野崎康弘です。
先日の野外活動の報告をいたします。
良く晴れた午後、生徒９名が集合し、関市洞戸高賀地区の“鑑真康寿堂”にて精進料理の昼食を頂き、「山椒」の講義を行ないました。
気味]　辛温。凡 ( およ )そ椒は、塩を得て味が佳くなる。椒を食べて、誤って噎 ( む )せた場合は、塩を得て解するとよい。・・・[発明　椒の薬性は、ただ悪気を下し、宿食を消し、胸膈を寛 ( くつろ )げ虫積を逐うだけでなく、能く肺を温め、胃を健やかにし、右腎の火を助ける。然 ( され )ども通常は、普通以上に多食すると、温毒が火を熾 ( さか )んにし、耗気は血を傷 ( そこな )い、しらずしらずのうちに命を損 ( そこな )うことかはあきらかである。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（人見必大著『本朝食鑑』）ぬかみそは夏場になると腐敗しやすくなるが、サンショウの実（種子と果皮ともに使用）を一握り入れてかきまぜておくとよい　芳香辛味性の健胃整腸薬で、利尿、駆風（腸内のガスを除く）、駆虫作用があり、軽い下痢や腸鳴、胃痙攣に効果がある。漢方薬では、大建中湯、烏梅丸、解急蜀椒湯に処方されている。香辛料として、七味唐辛子によく使われる。山椒の種子は椒目または蜀目といい、利尿の効がある。老葉を布袋に入れて風呂に入れると、刺激の強い補温性の浴剤となって冷え症等に効く。　芳香辛味性の健胃整腸薬で、利尿、駆風（腸内のガスを除く）、駆虫作用があり、軽い下痢や腸鳴、胃痙攣に効果がある。漢方薬では、大建中湯、烏梅丸、解急蜀椒湯に処方されています。香辛料として、七味唐辛子によく使われます。山椒の種子は椒目または蜀目といい、利尿の効があります。老葉を布袋に入れて風呂に入れると、刺激の強い補温性の浴剤となって冷え症等に効果があります。正月の「屠蘇散」にもサンショウが入っており、一年病気知らずで、元気に過ごすことを祈念して飲むものです。肩こり・五十肩・打ち身・腰痛に煎液で湿布、漆負けに葉を煎じ、かぶれを洗うか、生薬を使って浴用とします。若芽は木の芽あえ、木の芽田楽、すまし汁に、種子は佃煮にと食用として利用されます。その昔、「美鳴丸」という山椒・丁字・明礬などを混ぜて、女泣かせの薬を作ったそうです。
良く晴れ、気持ちの良い薬草苑「神薬才花苑」へと足を伸ばしました。山椒の採取！！
薬草苑には３種類の山椒があります。一般に使われている朝倉山椒、冬も葉の枯れない冬山椒、中国の花椒です。完熟したサンショウを、それぞれを皆さんが採取して持ち帰り、家で味の違いを確認してもらうことにしました。
収獲はとても楽しいようで、刺のある枝に気を付けながら皆さん頑張って取っていました。
次回は、１１月２５日に天花粉を作る予定です。 .
参加ご希望の方は、ご連絡ください。
058-241-1661　不妊相談漢方の野崎薬局針灸院