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くすり 漢方薬 不妊治療で悩む貴女へ

薬が飲めないのは病気ではありません そんなご自身を責めないでください  CYP(チトクロームP450)という考え方

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昨日は電話相談をいたしました。
流産経験もあり悲しい経験をされています。
いわゆる薬(漢方薬、健康食品も)というものを飲むと身体がだるくなる方なのですが、
「貴女にあう薬はないよ」と漢方の先生にも言われたそうです。
すすめられた漢方薬や薬、健康食品がほとんど身体にあわないために、「そんなんじゃ妊娠出産なんて無理」とまで言われたそうです。
薬を飲まないと妊娠出産ができないなんて話はありません
現にお一人お子様がいらっしゃるんですよ!
藁をもすがる思いで相談をしているのに、そんなことを言われたら落ち込みますね。
しかも流産をされて時間がたっていないときに。
でもね、だからといってメンタルクリニックや、心療内科にいったらだめだからね。
薬を飲んでも何も解決しません。
どうして薬があわないか。
飲むことができる薬もあるんだよね。
あうものと合わないのがあるのは普通の事。
そんな事で非難するほうがおかしい。貴女は何も悪くありません。
なので言われた話は忘れてください。無視してくださいね
もう一度言います。流産した事実は心療内科にいっても解決しません。カウンセラーさんに非難されて向精神薬を飲んでも、あなたの心は癒される事はないし、元気になる事はありません。
保障します!!!
薬が飲めないのは病気ではありません。
もしかしたらそんな体質なご自身をせめているかもしれませんので、少し解説しますね。
「薬があう合わないがあるのは何故?」
そもそも薬というのは身体にとって毒です。欲しい作用と欲しくない作用(副作用)で薬です。
通常薬というのは同じ目的であれば同じだけの量が投与されます。
※実は日本の医療の問題点でもあります。同じ量の薬を成人であれば同じだけ出されます。
しかし、人によって身体への負担が異なります。通常経口投与によって飲む薬は、腸から吸収されて、肝臓にはいります。そこである程度代謝されるのです。
その時、代謝されないで残った薬の成分が身体に働きます。つまり肝臓の働きによって身体に働く成分の濃度が異なります。
これをドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System, DDS)といいます。これを計算して薬剤のミリ数を決めるのです。ただし、普通の成人の肝機能が基準です。もちろん日本人の肝機能が基準になっている事は少ないのです。
※脂溶性の薬物は肝臓で代謝されます
☆肝臓での代謝が強い方は身体に働く成分が少なくなるので効果が弱く見えます
☆肝臓での代謝が弱い方は身体に働く成分が多くなるので効果が強く見えます
特に肝機能がもともと弱い方(遺伝的、キャリア)は肝臓での代謝が悪くなっているのです。
医薬品に関しては生まれながらに持っている肝臓に存在するCYP(チトクロムP450)という酵素が働いております。この酵素の働きが弱いと薬が効きすぎる(副作用が強くでる)や、体内に薬が残りやすくなるのです
CYP(酵素)にはいくつかの種類と遺伝的な特性があります。
たとえば遺伝的にCYP2D6という酵素は日本人の25%は活性が低く、CYP2C19という酵素は日本人の5人に1人が欠損しています。
ここで重要なのは、一つ一つの薬の成分によってCYPが働くタイプは異なります。しかし同じCYPが働く薬を複数飲んだ時、予定よりも血中に多く残ってしまうのです。
これって副作用が出るリスクがあがるってことです。
※下図はスマートフォンのモニタによっては形が崩れています。数字を参考にしてください。
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┃   ┃
┃   ┃
┃6  ┃  →    ┏━━┓
┃   ┃ CYP   ┃ 3 ┃
┗━━┛ ┗━━┛
薬A 薬A’
通常薬は上のようにCYPによって身体に働く予定の量は肝臓で少なくなります。(濃度6から3に少なくなる)製薬会社は3になるように計算して薬を作っています。
しかし、CYPが弱い方(遺伝的、キャリア)は
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┃   ┃
┃   ┃       ┏━━┓
┃ 6 ┃  →    ┃ 4 ┃
┃   ┃ CYP   ┃   ┃
┗━━┛ ┗━━┛
薬A 薬A’
このように身体に働く薬の量が増えます。(濃度が6から4にしかならない)この時作用が強すぎたり、副作用が強く出ます。
また、同じCYPが働く薬を2種類飲んだ時
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┃   ┃ ┏━━┓
┃   ┃        ┃   ┃
┃ 6 ┃  →    ┃ 5 ┃
┃   ┃ CYP   ┃   ┃
┗━━┛ ┗━━┛
薬A          薬A’
┏━━┓
┃   ┃
┃   ┃       ┏━━┓
┃6  ┃  →    ┃ 4 ┃
┃   ┃ CYP   ┃   ┃
┗━━┛ ┗━━┛
薬B           薬B’
結果的に予定よりも高濃度の薬が体内に流れ作用が強く出るのです。
困った事に薬剤師も医師もこの考え方をほとんどしていません。
つまり、薬があう合わないというのは貴女の責任ではありません。
そんな事を責めるほうがおかしいですし、そんな先生といわれる人に相談もしなくてもよいのです。
近くの信頼できる先生を紹介したので安心でしょ。
また何かあったらお電話くださいね。
最後にblogを読んでからお電話いただきありがとうございます。
もしかしたらお話する事はもうないかもしれないのでここで御礼です!
結構私は若いですよ(笑)
またいつか読んでくださいね。顔写真もアップをいつか載せておきます。
そんな事いわないでいつでもお電話くださいね。

子供を望む貴女に赤ちゃんが訪れますように。
そして今お腹の中で成長している命が今幸せであるように。
誕生した赤ちゃんが沢山の愛に守られ健やかに育ちますように。
心から願っております。
日本の不妊治療で悩む皆様を応援します

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