ピルは身体にどのような影響があるのかを考えた事がありますか?
不妊治療において、ピルが使用される事は良くあります。
避妊の目的で使用される事もあります。
月経困難症や子宮内膜症の治療と称して使用される事もあります。
なにをもって、ピルは身体に良いとするのか。
なにをもって、安全な薬としているのか。
そもそもピルは薬でしょうか?
薬を使用する時は病気である時だけである。
生まれてくる赤ちゃんに影響は無いの?
を解説していきたいと思います。
まず下の図は、女性の生理周期におけるホルモンの変化です。
以前に紹介した事があります。
女性の月経周期は少し複雑なバランスによって成り立っています。
①脳下垂体からFSHによって卵巣を刺激します。
↓
②卵巣内で卵胞が成長し排卵期までに20mmに成長する
↓
③卵胞からエストロゲンが分泌する
↓ ↓ ↓
↓ ↓ ④エストロゲンは脳下垂体に
↓ ↓ 働きFSHの分泌を抑制して
↓ ↓ 卵巣の刺激を止めます
↓ ↓ ↓
↓ ↓ ⑤排卵のためにLHが脳下垂
↓ ↓ 体から命令され排卵され、
↓ ↓ 黄体ホルモンが分泌される
↓ ↓
↓ ③子宮内膜での内膜の成長を
↓ 促し、⑥黄体ホルモンによって
↓ 子宮内膜の維持がされる
↓
子宮から頚管粘液の分泌が盛んになる
排卵 内膜の成長 子宮内膜の維持
によって妊娠の条件がそろいます。
こちらの図はピル服用による影響です。
ピルとは合成卵胞ホルモンと合成黄体ホルモンによって出来ています。
①経口投与により合成卵胞ホルモンと合成黄体ホルモンが体内に増える。
合成卵胞ホルモンにより子宮内膜が成長するが少量なので十分に厚くならないため、着床しにく。また、内膜が薄いために子宮内膜症による生理痛の軽減。
↓
②合成卵胞ホルモン、合成黄体ホルモンによって脳下垂体から卵巣への刺激を抑制する事で、卵胞の成長を抑制する。
↓
③卵巣からの排卵が抑制される
○ピルによる血栓症、循環器障害
○ピルの種類
○ピルとCYP
○ピルは薬か?
○ピルは安全か?
○ピルによる発がん性
これらをテーマに以下のサイトの内容を検証したいと思います。
ピル推進ページ
女性ホルモンの種類
http://www.okusuri110.com/kinki/ninpukin/ninpukin_04-160.html
ピル反対ページ
http://japan-lifeissues.net/writers/hir/hir_03pill.html
緊急避妊・アフターピル
http://japan-lifeissues.net/writers/hir/hir_03pill.html
ピル血中濃度
http://finedays.org/pill/concentration.html
ピルの相互作用
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/kanpo/3W/pill.html
ピルは身体にどんな影響があるの? ①ピルの働き
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