今この瞬間不妊治療を受けている方は不安に思った事があるかもしれません。また目の前の我が子を眺めながら、昔飲んだホルモン剤の影響を心配されているかも知れません。
私も、カウンセリングにて「この薬を飲んで大丈夫なのですか?」と質問いただきます。
知っていていただきたいのは、体外受精などの生殖医療を受けるという事にはリスクが伴うという事です。全く安全な医療など無いのです。特に、生殖医療は私たちが生まれる前の卵子や精子に対する医療です。
なので私は必ず聞きます。体外受精という選択肢を持っているかどうか。
選択肢を持っていなくても、私が必要と感じれば提案もします。しかし、すぐに体外受精や顕微授精をしましょうではなく、まずは勉強する事から始めていただきます。説明会を聴くのも良いですし、本を読むのも良いでしょう。
そして気付いていただきたいのは、薬というのは身体に残るという事です。 私たちの身体は脂とタンパク質でできています。
そして薬はほとんど脂です(脂溶性)。つまり脂に溶けるのです。ということは私たちの細胞に溶けるのです。つまり、残るのです。特にホルモン剤と言われるものは全て脂溶性ですので体内に残るのです。
じゃぁ身体に悪い物じゃないですか!!!? もちろんです。
明確な目的がなければ飲む必要のない物なのです。(ピルも) だからこそ、便が出ているか、尿が出ているか、食生活、お風呂に入っているか、運動しているか、漢方薬を飲めているかなどを毎回聴くのです。
特にお風呂にしっかりつかって身体をあたためたり、温灸をしたり、運動をして毎日少しでも汗をかく事は代謝をあげて解毒効果が期待できます。
当店には薬草低温サウナ(鑑真康寿堂)もございます。こちらをご利用いただく事も出来ます。
妊活は妊娠力をあげるためではありません。
妊娠する事だけが目的ではありません。 今出来る事を全部始めてください。
そのうえで妊娠する事ができるための明確な理由を持って体外受精に臨んでください。
以下は過去に発表されました赤ちゃんへの影響です。参考にしてください。
2010年フランスで発表されました。
【6月14日 AFP】生殖補助医療(ART)によって生まれた子どもに、そうでない子どもをかなり上回る確率で先天異常がみられるという報告が13日、発表された。
生殖補助医療には体外受精(IVF)や卵細胞質内精子注入法(ICSI)のほか、女性が排卵を促すために受けるホルモン療法などがあるが、こうした方法で先天異常のリスクが高まることがあるという認識をARTを希望する親たちに情報として広めるべきだと、発表した科学者チームは強く勧告している。
先日FBFの岡山の長谷川先生もblogで紹介されていました。
今回の研究は同様のものでは過去最大で、フランス国内に登録される33の医療機関で2003~07年の間に、ARTによる全誕生児1万5000人以上を対象に調査した。その結果、4.24%の割合で深刻な先天異常をもつ子どもが見つかり、ARTによらない出産の場合の2~3%を上回った。 研究主任を務めるパリ(Paris)のポート・ロイヤル(Port Royal)産科病院の臨床遺伝学者、ジェラルディン・ビオ(Geraldine Viot)博士によると、通常よりも心臓や泌尿生殖器に深刻な先天異常がみられ、男児の異常発生率のほうが高かったという。 比較的深刻度の低い異常では、皮膚表面あるいは表皮に近い内側にできる良性腫瘍である血管腫の症例が、ARTによらない誕生児の5倍多く確認された。これは男女別では女児に倍の割合で多かった。 先天異常をもって生まれた子どもとそうでない子どもの親の平均年齢に違いはなかったことから、ARTを受けていた親の年齢は因子ではないと推測される。また先天異常がどの程度、親から受け継ぐ遺伝的変異によるものなのか、あるいはART自体にどの程度起因するのかも未知数だ。 過去の研究では、IVFで問題を引き起こす最も一般的な要因は卵子の染色体数の異常であることが知られている。こうしたいわゆる「遺伝子刷り込み」の異常はまた、高い確率で先天異常も引き起こしやすいだろうとビオ氏は指摘する。「不妊が増え、より多くのカップルが妊娠にARTを用いる必要がある中では、ARTによって誕生した子どもたちにみられる異常を引き起こす原因について、できる限り多くのことを発見することが極めて重要だ。
続きはカウンセリングが終わってから♪