Q2.
なぜ他国では風しんが根絶されているのに日本では根絶されていないのでしょうか。また、現在の流行は放射能の影響による免疫力の低下は考えられないでしょうか。
A2.
十分な免疫を獲得するためには、ワクチンを2回接種することが必要であることが、長年の研究で明らかになりました。それに従って、2回のワクチン接種プログラムを導入した国が根絶を達成しています。アメリカやカナダなどです。その歴史は以下を参照してください
http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM1009_03.pdf
しっかりとしたワクチンプログラムが行われているか否かの違いです。ブログの中で触れられているように、風疹患者には年齢層で違いがあります。日本に現在の2回接種の方式が導入されたのは、現在13歳以下の人達です。
それ以前は一回接種でした。
よって、現在13歳の子供達が大人になるころには、日本でも風疹がなくなっているかもしれません。
日本では、2回のワクチンを行わなかった世代に対して、追加の接種を行いませんでした。ここが大きな違いです。
2回接種を行わなかった世代に風疹の免疫の少ない人が3割程度いることは以前からわかっていて、そのうち流行するだろうと予測されていました。
それなのに対策が行われなかったのです。ここは医療者が猛省するべきところです。そして、予想通り流行してしまったということです。
お医者様からの解説に感謝です。
訂正
おそらく、13歳以下ではなく23歳以下だと思われます。
Q4 Q2についての考察
ワクチンプログラムによって根絶出来るとの事です。接種していたかどうかだという事です。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rubella/rubella/
_東京都感染症センター_____________
2013年に都内で報告された風しん患者のワクチン接種歴は、「なし」と「不明」が90%を超えています。ワクチンを接種していれば、感染・発症を防ぐことができたと考えられます。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rubella/rubella/
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新たな疑問が産まれました。ワクチンを打っていれば感染していないとの事ですが。
↓
上のグラフから感染者のうちワクチン接種者は6%との事です。この6%というのは大丈夫なのでしょうか?
2338名の6%は約140人。140名がワクチンを打っていたにも関わらず、感染しているのです。
また、65%の不明者というのはどうでしょうか?
このグラフからわかることは、
風疹感染者 841名(2338名の36%)の内、予防接種をしていなかったのは701名、予防接種をしていたのは140名。
どこかに記録は無いのでしょうか。
個人が摂取したかどうか分からなくても、風疹ワクチン接種人口、非接種人口の割合。明確に予防接種をしたが感染した人口。明確に予防接種をしていないが感染した人口。
そもそも東京都感染症センター発表の、「なし」と「不明」が90%を超えています。ワクチンを接種していれば、感染・発症を防ぐことができたと考えられます。 という文面は飛躍しすぎていないでしょうか?