【オロ出しにサフラン】
今週の薬草園はサフランの花が見ごろです♪サフランは調味料としても使われますが、実は民間薬として出産後のオロ出しに使われます。3本の濃赤色のめしべは、淡紫色の花よりも長く突き出していて、指先で摘み採ると、基部は1本になります。これを乾かしたものをサフローンと呼び薬に使用します。文久年間(1863年頃)に南ヨーロッパから薬として渡来したそうです。
5月下旬頃、葉が黄変したら掘り上げ室内に蓄える。9月から10月花が咲いたら花を基部より引き抜き、逆さにしてめしべを収穫します。
薬用部分:めしべ
採取時期:秋
用 法:5~6本のサフランに熱湯を注ぐと美しい黄色を呈する。鎮痛、鎮痙、鎮静剤。
生理痛、生理不順などに
よく乾燥したサフラン0.5gを1回量として、カップに入れ、熱湯を注いで飲む。色がでなくなるまでなんどでもお飲みいただけます。サフランは通経作用が強いので、妊婦さんは使用しないでください。
オロ出しにサフラン
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