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向精神薬

非定型精神病、月経前症候群(PMS)、産褥精神病(出産後うつ)

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非定型精神病、月経前症候群、産褥精神病などといわれる病気がある。これらもまた全く存在しない病名であると同時に、確かに一定の範囲で存在する状態ではある。これについて少し考察しよう。
非定型精神病には基本的に教科書上、以下のような特徴がある。「発症が急激であり多くは周期性の経過を示し予後が良い。 症状は統合失調症や躁うつ病と類似しており、幻覚は感覚性が著しく妄想は浮動的・非系統的で、普段の性格・生活からかけ離れた内容や荒唐無稽なことが多い。 病前性格は、感情的疎通性が容易である( 要するに普通に近い)。発病に際して、精神的あるいは身体的誘因(人間関係、仕事環系、月経周期、疲労など)が認められることが多い。」
内分泌や月経の関係が示唆されているが、単純な月経前症候群とは異なるものである。例えば月経精神病はほぼ毎月症状が現れ、聞き手が一応納得できる症状を訴えるが、非定型精神病は統合失調症的要素や躁うつ病的要素を持つといわれ説明不能であることが多い。しかし症状発現が短期であることが最も重要な点なので、様子を見ることが肝要なのだが、その点でも現代人はさっさと精神科に連れて行ってしまう。
いわゆる月経前症候群は、イライラ、意味もなく泣いてしまう、衝動的となる、うつ、過食、頭痛、過呼吸、動悸など様々な症状を呈する。この領域は自然療法が効果を出しやすい領域である。漢方、ハーブ、アロマ、食事療法、デトックスなどである。そもそもこんな状態に対して病院に行くこと自体が愚かしい。精神薬など飲もうものなら、その副作用として女性ホルモンやプロラクチンを狂わせるので、より悪くなっていくのは必然である。
産褥精神病は文字通り出産後に起こる精神的不具合である。この場合も月経精神病同様さまざまな精神症状が起こりうる。授乳状態(無月経となるので)とも関連して長く続くこともある。産褥精神病に対しても漢方、ハーブ、アロマ、食事療法、デトックスがそこそこに効く。しかし同様にこれら「治療」を用いること自体がすでにナンセンスである。家族の理解と協力と養生とうまい食事があれば、産褥精神病など治ってしまうだろう。つまり産褥精神病とは社会の無理解を出産女性に押し付けるための、ていのよい病名であるといえなくもない。

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