卵管の検査について
卵管とは、子宮と卵巣をつなぐ器官です。
非常に繊細な器官であり、イメージは柔らかいガラス細工です。
そしてこの管は精子が通る道であり、卵子と精子が受精した受精卵の通り道なのです。
この管が通っているかどうかで自然妊娠の条件が満たされるのです。
自然妊娠の確率は10%ほどす。
大切です
なかなか授からないと悩んでいる方に初めにおすすめする検査は卵管の通水検査です。
ベビまちの皆さんは必ず卵管の検査を行ってください。自然妊娠を望む方は特にです。
私はカウンセリングにて必ず問診させていただきます。

実はタイミング療法、AIHをしたことがあっても卵管検査をしたことが無い方が非常に多いのです。
造影剤ではないです
当時31歳、結婚2年目でした。 半年以内に病院に行くようにと話をしておりましたが、先送りにしてしまい、病院を紹介して卵管の通水検査をしたのは2年もたった33歳の時でした。結果、卵管が詰まっていたのですが、通水によって通すことが出来、3か月後には自然妊娠することが出来たのです。病院で「2年損したね」って言われたそうです。 卵管の検査というのは検査と治療を期待することが出来、その後妊娠もしやすくなります。
36歳の患者さん
ご夫婦で大阪から相談に来られました。名古屋への出張の際にお越しいただきました。まだ初々しいご夫婦でした。しかしお話を始めると悲壮な表情を浮かべ焦っている表情を奥様がされていました。焦る事をやめましょう。順序立てて今しなくてはいけないことを説明しました。食生活のこと、ライフスタイルのこと、医学的な卵子と精子が出会う条件について。卵管の検査の旨をお伝えしましたが、地元では通水検査を受けられるところがなかったので、スケジュールを合わせていただき、岐阜の当院の鍼灸院があります高橋産婦人科にお越しいただきました。卵管の検査をして、同時に精液検査の予約もとれました。あの日のことは今でも覚えています。体調がすぐれない奥様をご主人が寄り添っていたことを。そしてその後、生理が来たら連絡を待つ間、漢方薬を飲んでいただいておりました。なかなか連絡がないのでLINEをしてみましたら、妊娠していたのです。
病院に紹介状を書きますので、通水検査をする事で原因が明確になることがあります。
全国で通水検査をしてくださるところがありましたらご一報くださると幸いです。
こんな方は卵管の通水検査しましょう!
■おりものの色が黄色い、緑色などの時は、感染を疑います。
骨盤内感染といい クラミジア、カンジダなどに感染していると炎症をおこし、癒着をおこしたり、子宮外妊娠を起こしやすくなるのです。もちろん、感染症の検査&治療も始めてください。
■生理中や生理後しもがかゆい事がある
子宮内膜症の方でもありえますが、タンポンや生理ナフキンなどの化学物質によって子宮・卵管でのアレルギーが起こり、炎症を起こしていると、匂い、痛み、経血の色などが気になるようになります。
■過去お腹の手術をした事がある
腹腔内癒着が考えられる脱腸(鼠径ヘルニア)、盲腸、交通事故、内臓疾患などのために手術をしたことがある方は必ず卵管の検査をしてください。
卵管の検査にはいつ行ったらよいのですか?
経血の量にもよりますが、月経周期5日目から10日目に検査される方が多いです。生理中はできないですし、排卵期にもできないですね。生理が終わってすぐがおすすめです。
卵管の検査は病気を探すというよりも卵管を綺麗にする要素が大きいです。
注意ポイント
卵管の検査では詰まっていましたが○○をしたら自然妊娠しました!という投稿を治療家やセラピストさん発信で見たことがあります。先程も言いましたが、繊細な器官なので温めることによって通りやすくなることはもちろんあります。しかし、いつ通りがよくなるか分からない事をいつまでも時間をかけるのは医療ではありません。
卵管造影剤検査についてはまたの機会に