Q.生理が来るたびにいなくなりたい、こんな自分は必要がないんじゃないかと想い落ち込みます。そんな自分でも妊娠できますか。
A.医学的には妊娠できない理由がなければもちろん諦める要素にはなりません。カウンセリングをしていると沢山の患者さんとお話します。そして感じることがあります。妊娠して出産して女性として認められる自分像を追い求めることはいけないことでは無いです。一度その後の子育ての事を考えてみてください。子育てってお母さんとお父さんの2人だけで行うことではないですよね。よく親の責任と言われますが、違いますよ。社会の責任です。
【人間の心理というのは常に反動するようにできている】
って分かりますか?
世の中にはたとえどんなに不幸な事が起こっても、強く前を向いて生きている人がいますし、多くの方を知っています。その人たちは幸せなのではなく、振りかかる不幸を充実に変える道を知っているからなのです。充実が必ずしも妊娠という結果でも無いのです。充実が必ずしも結婚という結果でも無いのです。
逆説的ですが、人は何故生きるのかと考えた時、人は生きなくてはいけないのです。
こちら参照の上で
http://www.nozaki-kanpou.com/blog/archives/8885
なぜ生きないといけないのか。
この社会に生まれ無事に成人を迎えたなら、今社会に生まれてきている子どもたちを守らなくてはいけないのです。
親でなくても大人たちが一切子どもたちを守るという考えや想いを捨てた瞬間社会だけではなくあなたご自身も滅びるのです。
妊娠できないことでご自身の人間を否定しないで下さい。
子どもを望むなら、社会に生きる子どもたちを守らないと。いつかご自身のところに赤ちゃんがやってきてくれた時、あなた方は2人だけで我が子を守ることが出来ますか?それが社会に生きるということなんです。医学的に妊娠できないことを探すだけではなく、今社会に対してどんな些細なことでも構いませんので出来ることを考えてみてください。
つまりまだ出来ていないことがあるはずです。
ご自身のためだけではない未来のために。
こちらも参考に
子宝先生に質門~いなくなりたい~
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