歯周病が不妊の原因になるって考えたことありますか?
子宝先生は、歯医者さんの予防医学に興味津々で勉強させていただいております(*^^)v
歯周病が食生活からくるってご存知でしたか?
そして、読んでいくうちに不妊の原因にもつながることに気付きました。つまり、歯周病がある方は、不妊の原因を持っているという事です。
長尾周格先生の記事
歯周病の原因は全身及び局所の免疫低下である、そして全身の免疫は腸管免疫が司っている、という所までは理解できましたでしょうか(歯周病の基礎知識へ)。というわけで今回は、全身の免疫低下を引き起こす腸管免疫の破たんについて書きます。
腸管免疫が正常に働けなくなることで、様々な感染症や慢性疾患、アレルギーや自己免疫性疾患などが引き起こされます。腸管免疫が機能不全になる理由として、
・腸内細菌との共生の破たん ・消化管の炎症 ・栄養欠乏
などがあります。
まず、腸管には様々な細菌が住み着き、人間と共生しています。善玉菌や悪玉菌といった言葉は皆さん聞いたことがあると思います。善玉菌を増やすために乳酸菌やビフィズス菌を積極的に摂ることを、プロバイオティクスといいますね。この共生菌のバランスが崩れ、人体にとって有益な菌が減少し、有害な菌が増殖することが腸内細菌の共生の破たんを引き起こします。
これは抗生物質の使用や病原菌の感染などによっても引き起こされますが、最も良くみられる原因が、誤った食生活です。かつてプライス博士は近代食が引き起こす一連の疾患を“退化病”と呼びました。そして退化病を引き起こす近代食の特徴が、糖質過多と栄養欠乏でした。この糖質過多と栄養欠乏によって腸管細菌との共生の破たんが引き起こされます。
また糖質過多、特に精製された糖質は腸管内でカンジダ菌の異常増殖を引き起こします。これが腸管に慢性炎症を起こし、リーキーガット症候群などを引き起こすのです。さらには腸管の健全性を維持するために必要な栄養素が十分に食事から供給されないことによっても、腸管免疫が正常に働けなくなってしまいます。
誤った食生活による一連の疾患を“退化病”とするのならば、歯周病とはそれ自体が単独で存在する疾患ではなく、退化病の一症状に過ぎないという事が理解できるでしょう。
ここまで長尾先生の記事抜粋
つまり、間違った食生活が体内の免疫環境を悪くしているのです。結果的に口の中で炎症が起こってしまうのですね。
では、なぜ不妊に関係があるのでしょうか?
同じことが子宮環境においても発生するのです。
さきほど、
・腸内細菌との共生の破たん ・消化管の炎症 ・栄養欠乏が原因によって腸管免疫が正常に働けなくなり、様々な感染症や慢性疾患、アレルギーや自己免疫性疾患などが引き起こされるとありました。このことは、子宮でも同様に起こるのです。例えば、アレルギー反応によって炎症が起きている方は、基礎体温がガタガタになります。自己免疫疾患によって抗核抗体陽性(流産の原因)、抗精子抗体陽性(受精障害)、カルジオリピン抗体陽性(不育症の診断基準)。生理痛も子宮での炎症ですので、腸管免疫の働きが悪くなることで、生理痛の悪化を誘発する原因になるのです。
カンジダの増殖を誘発するという事は、卵管が詰まる原因にもなるのです(-_-;)
腸管免疫が正常に働かなくなる原因として、もう一つは、冷えです免疫は一生懸命異物を除去しようと働くのが正常です。
しかし、冷えがあると免疫が正常に働かないまたは、長期戦になるのです。
つまり
食生活の乱れ 栄養の偏り
↓
腸内環境の悪化
↓
免疫力の低下 → 歯周病
↓(冷えが後押し)
不妊症