周産期死亡とは死産や出産後一週間以内の死亡を言います。
死産を経験されたかたももちろん相談に来られます。
もちろん前を向いて、悲しみを乗り越えて頑張ろうって思うからなんです。
そんな時に質門頂きます。
「体外受精による妊娠だったから赤ちゃんは亡くなっちゃったのですか?」
違いますよ。
自然妊娠であっても、体外受精であっても関係ないのです。
周産期死亡しゅうさんきしぼう 妊娠満 22週(154日)以後の死産と,生後 1週未満の早期新生児死亡(→新生児死亡)を合わせたもの。 周産期死亡率は,(妊娠満 22週以後の死産数+早期新生児死亡数)÷(出生数+妊娠満 22週以後の死産数)×1000 で表される。
https://kotobank.jp/word/周産期死亡-76984
この記事を根拠にお話しております。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26787645
Primiparous women who delivered opposite sex twins between January 2000 and December 2012 in the Netherlands, comprising dizygotic twin pregnancies: 6,694 women, 470 after ovulation induction (OI), 511 after intrauterine insemination with controlled ovarian hyperstimulation (IUI-COH), 2,437 after in vitro fertilization (IVF) with intracytoplasmic sperm injection (ICSI), and 3,276 after NC.
簡単に説明すると
妊娠方法によってふたご妊娠のリスクが変化するか否かについては、賛否両論あり結論がえられていませんでした。本論文は、明らかな2卵性妊娠(男女を妊娠)かつ初回出産に限定して国家規模の統計により調査したものです。その結果、妊娠方法による違いはほとんどないことを示しています。つまり、ふたご妊娠のリスクは「ふたご」であることが一番の理由であることを意味します。
必ず患者さんに教えていただきます。
「赤ちゃんの誕生日はいつだったの?」
その日は一生忘れる必要ないし、忘れられないからね。
「赤ちゃんの名前は?」
名付けていない方って思った以上に多いのです。位牌があるかどうかじゃなくて赤ちゃんの事を赤ちゃんって呼ぶのではなく、名前で呼んであげたいよね。今からでもいいから名前を決めましょうね。