クリスマスからの2週間、胃腸に負担がかかる食事によって体重が増えてしまった、お腹がもたれる、という声を多く聞きます。今日は温灸のツボを紹介しますね。
「胃の六灸」と言い、隔兪(かくゆ)、肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)と言います。下の図はツボを点で表現するのではなく、面で表現しています。座った時、うつ伏せになった時、肩甲骨の下から肋骨の間の背骨の左右という表現で分かるでしょうか。この辺に温灸をして下さい♪軽く揉んでからでもOKです。せんねん灸をする時は、このあたりで一番硬いところや、痛気持ちい所の2から5箇所を選んでも良いです。
悪阻(つわり)の時にもよく使います。胃の六つ灸と言われるくらいなので、隔兪(かくゆ)、肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)の左右で6つなのですが、背中をさするだけでもおすすめです。もし、妊婦さんで胃の六つ灸を揉んでもらって気持ち良い時は少し揉んでもらっても良いでしょう。
ツボのとり方のポイントですが、正確に「点」でツボを探す必要はありません。「そこそこ」という場所を見つけることが出来れば十分です。あーそこそこというツボの事を阿是穴(あぜけつ)と言います。