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貧血がなぜダメなの?

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【貧血がなぜダメなの?】

妊活中、妊娠中に貧血と言われた事がある方が多くいらっしゃいます。

貧血になると何故困るの?

貧血とは「体内の末梢組織に十分な酸素を運ぶだけの赤血球の量が維持できていない状態」なのですが、難しいですよね。少し分かりやすく解説します。まず、赤血球とは?酸素運搬を行うタンパク質「ヘモグロビン」を含む血球を言います。そしてこのヘモグロビンの中に鉄が含まれているのです。また、赤血球と言われる理由は赤いからなのですが、なぜ血液は赤いかというと、ヘモグロビンを含む赤血球の働きは酸素の運搬です。どのように酸素を運搬するかというと、ヘモグロビンの中の鉄が酸素とくっつく(結合)のです。鉄が酸素とくっつくと錆びますよね。錆って赤くなります。赤血球は鉄を含み、その鉄が酸素とくっつき(錆びた鉄)全身に酸素を運ぶから赤く見えるのです。

赤身の肉は何故赤い?血液に含まれるヘモグロビンが赤い理由と同じではないのです。実は、血液成分の酸素を運搬するヘモグロビンではなく、酸素を受取り貯蔵するミオグロビンが酸素を受け取った結果鉄が赤くなり肉を赤く見せているのです。筋肉量、運動量が多ければ多いほど赤くなります。牛肉と鶏肉の色の違いはここからきます。

貧血の時に鉄剤を出される事があるのですが、これは赤血球の原料である鉄を補いましょうという意味です。

さきほどの貧血とは?ですが、「赤血球の量が少ないために全身に酸素を十分運ぶことが出来ない状態」という意味なのです。

貧血の血液検査でヘモグロビンの濃度が分かります

貧血の検査の際に出てくるのが
・ヘモグロビン濃度
・ヘマトクリット値
・赤血球数

そしてこのヘモグロビン濃度が一番重要視されます。

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ヘモグロビンの検査出来ます 1回500円完全予約制です。カウンセリングの際に声をかけて下さいね。

ヘモグロビン濃度により貧血と言われる

成人女性/6才から14歳女性 ・・・ 12.0g/dl以下を貧血
妊娠6ヶ月 ・・・ 11.0g/dl以下を貧血
成人男性 ・・・ 13.0g/dl以下を貧血

貧血の方の特徴

血液は毎日骨髄でつくられ、脾臓や肝臓で壊されています。破壊された血液は排泄されますが、その時1日1mgほどの鉄も排泄されてしまいます。つまり、毎日1mgの鉄を食事によって補給しなくてはいけないのです。また、肝臓で赤血球が破壊されると胆汁成分のビリルビンとなりますが、貧血の方はビリルビンも低下しやすいので脂質などの栄養の吸収も下手になってしまいます。

1.疲れやすい。眠っても疲れがとれない

2.階段で息切れがする

3.爪が弱くなり、割れたりへこんだりする

4.顔色が悪いと言われる

5.氷を好んで食べる →鉄不足の方の特徴

6.生理の時の出血量が多い →子宮筋腫や腺筋症の可能性がある

7.胃の切除経験がある

8.肉を食べることが少ない →ヘム鉄を含む肉を食べましょう

もちろん妊娠中や出産後の授乳期にも貧血は起こしやすいのです。しかし、妊娠してからでは遅いのです。

また、貧血の方は酸素の運搬が下手になっているので、頑張って酸素を取り入れようと呼吸を増やしたり、心拍数が上がったりして動悸や頻脈がおおくなるので、私の治療院では両腕血圧計を使用して測定します。

貧血を改善出来る肉や魚
牛の赤身、レバー、カツオ、マグロ、鯨、ブリ、アサリ

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