【冷たいものを口に入れる習慣】
子宝先生です♪ 妊活中の方だけではなく、アレルギーや糖尿、がんというご相談を頂くと必ずお話しする事があります。冷たいものをやめてください。
最近妊婦さんの胃腸炎、ご年配の方の下痢のご相談などありましたが、必ず冷たいものを摂って体を冷やしています。一年でこれからの季節が一番水溶性の下痢が多いのも事実です。食中毒でなくても冷やすことで下痢を起こします。冷たいものって何?と思いますよね。体温よりも冷たいもの全てです。ジュースも、炭酸水も、ビールも、冷蔵庫で冷えた果物も、冷奴も、冷麺も、ひやむぎもアイスクリームもです。
まず冷たいものは体を冷やすという事を知ってください。例えば、冷たいビールを飲みますね(冷えた麦茶でも同じです)。五臓六腑にしみわたるという事は、五臓六腑を冷やすという事です。そして尿によって排泄されますね。尿は温かいですか?冷たいですか?温かいですよね。冷たいビールを飲んで温かい尿が出るのです。この熱はどこからくるのでしょうか?
体温です。または本来体温に使われるはずのエネルギーが消耗するのです。
冷たいものを口から入れると温かくなって排泄されるのです。だから身体を冷やすのです。ビールがダメなのではなく、冷たいビールがダメなのです。汗をかいて水分補給をしなくてはいけませんが、冷たいものを摂取するという事はエネルギーを奪われるという事です。
冷たいものを摂取するのは実は習慣です。習慣を見直すことで代謝を下げないことが出来ます。冷たいものを摂る習慣があると、冷たいものを欲するのです。何故って灼けるからです。水分は腸から吸収されるのですが、吸収されるまでに体温まで温められます。つまりそこまでの食道、胃、小腸を冷たいものが流れるのです。何が起こりますか?
温めようと熱が集まります。そうしないと内臓が冷えてしまいますよね。これを恒常性の維持と言います。しかし、口から小腸までは空洞です。空洞に熱が集まると熱は軽いので上に上がります。上がった先の喉であったり口の中に熱が溜まるのです。そしてまた喉が渇いて冷たいものが欲しくなるのです。
暑いから冷たいものが欲しくなるのではなく、冷たいものを口に入れるから冷たいものが欲しくなるのです。
一度この習慣を見直して温かいものを口に入れるように意識を始めると夏場でも冷たいものを欲しくなりません。もちろん体を冷やすこともありません。
胃腸の調子が悪い、食欲が無い、体を大切にしたい方は実践してみてください。
〇冷奴は食べてダメなのではありません。薬味である生姜を一緒に食すことで温めてくれます。
〇冷たいビールも温かい食事と一緒に摂っていただければ良いですし、ゆっくり飲んでいただくことが大切です。
〇ご主人様が寝る前に冷たいビールを飲んでいたら温かいお茶を出してあげてください。
口への入れ方を見直して夏の食事を楽しんでいただけたらと思います。