体外受精を繰り返していても受精はするのに、移植まで行けるのになかなか着床してくれない。。。染色体異常があるんじゃないのか と考える方は多いかもしれません。
まずは染色体、遺伝子、ゲノムの違いを復習しておきますね。
DNA、遺伝子、ゲノム、染色体という言葉をよく聞きますが、これらには違いがあります。
DNAとは・・・生物の遺伝情報(ゲノム)を構成する物質
遺伝子とは・・・タンパク質など情報の「配列」。即ち意味を持ったDNAの配列
ゲノムとは・・・意味を持つ配列である遺伝子、無駄な配列も含めた「生物の遺伝情報」
染色体とは・・・ゲノムを構成するDNAとこれに結合しているタンパク等が凝集して形成された「構造体」
これらはよく似ている表現をされますが、別なのです。
DNAは文字
遺伝子は言葉
ゲノムは物語
染色体は本
染色体異常は本のページが抜けていいないか、ページが多くはないのかを調べる検査です。
以下は問題がない状態の染色体です。
XX or XY は 女性はXX 男性はXY です。
まずはこの問題がない状態を知っていてください。
今晩の記事でどんな状態が胚盤胞までいかないのかを紹介しますね。
参考記事
→不妊の原因が 原因不明の方の原因→A Child is Born